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かなり異なる映画と原作本

7月31日(金)    「夜はやさし」 (F・フィッツジェラルド著 小学館)

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 映画「夜はやさしく」の原作を読みました。実はもともと2種類あり、オリジナル版を読みました。(復刊した角川から出てるのは改訂版) 改訂版は第2部が冒頭にきて、時間軸どおりに物語が進んでいく(=映画)。オリジナル版は、アンニュイでありながら、若さが持つ痛々しさが感じられるという。

 「グレート・ギャツビー」発表後の1925年、フィッツェラルドは次なる長編小説に取りかかるものの、なかなか執筆が進まない。この当時構想されていたのは、現在知っている「夜はやさし」とはいくらか趣を異にする物語であった。

<メラーキーという若いアメリカ人の映画技師が母親とともにヨーロッパに渡り、そこで知り合った魅力的なアメリカ人夫婦らと刺激的な生活を経験するうつに神経をすり減らして、最後には母親を殺してしまう>というもの。この物語をうまい具合に完成させることができないま、フィッツジェラルドの時代とも言うべき20年代が終わり、それと前後して妻ゼルダが精神を病んで入退院を繰り返すようになる。そしてそのときの経験をもとに、1933年、小説を現在のそれに近い形へと構想し直す。

メラーキーの物語はローズマリーの物語へと移し替えられ、魅力的なアメリカ人夫妻が全景化されて、精神科医と患者でもあるディックとニコルのダイヴァー夫妻となる。1934年、ようやく出版された。
 
8月8日(土)  「エデンの東」   (スタインベック著 早川書房)

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 <父と子>の葛藤は、なぜ繰り返されるのか? 人間の<自由な心>とは何か? 新訳で蘇る永遠の名作と帯に書かれていた。2002年という年はスタインベックの生誕100年、これを機会に再評価の動きがあった。オプラ・ウィンクリーの主宰するブッククラブが、2003年6月にクラブの選定図書に「エデンの東」を指名した。その後、ニューヨークタイムズ紙のペーパーバック部門でのベストセラーリストにのり、その後数週間連続でトップを独走したという。

 この映画化作品は1955年、エリア・カザンによってなされた。原作(4部構成)の第4部を中心とした内容だったことにはじめて知りました。アロンとキャルの双子の親であるアダムとケイトのこと、さらにはアダムの弟チャールズ(異母)のことなど3代にわたる<トラスク家>のことが明らかになる。双子が生まれる時とその後に多大な影響を与える<ハミルトン家>の様子も、語り手であるスタインベックと共に明らかになる。読みごたえもあって、すばらしい作品を堪能しました。

 この本が出版された2005年は、ジェームズ・ディーンの没後50年にあたる。映画のリメイクの話が出たそうです。監督はロン・ハワードの名が挙がってるというが・・・

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Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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