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見たかった映画2本

2月9日(火)   「プラトーン」

platoon.jpg 1967年、激戦のベトナムに若い志願兵クリスがやってきた。少数民族や貧しい者たちからの徴兵に憤った彼は名門大学を中退してベトナム行きを志願したのだ。だが、いきなり最前線小隊『プラトーン』に配属された彼を待ちうけていたのは、想像を遥かに超えた過酷な戦争の現実だった。戦争の名のもとでの殺人、疑惑と憎悪、そして人間性の喪失との戦い……。死の恐怖が渦巻く最前線の中、彼はやがてベトナム人への虐殺・略奪・強姦など、戦争の狂気とその現実を体験していく。
音楽から映画を観たくなった第2弾は「プラトーン」でした。サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョクリックすると聴けます)が、オープニングとエンディングなど死体を移送するシーンに使われてました。切なさとか悲しみの様子が画像と共に伝わってきます。味方といえども情け容赦ない戦争マニアの隊長と、たとえ戦争でも人間としての自分を忘れない班長とのミゾは深まるばかり。そんな状況の中でベトナム人の村での虐殺、掠奪、強姦と人間の最大の罪悪=戦争を体験していく。きわめて客観的な語り口は、映画の主人公が若き日のストーンに他ならないからか。

2月11日(木)   「ポー川のあかり」

pou イタリアのボローニャ大学。夏季休暇に入ったばかりの図書館で、大量の古文書が釘で打ち抜かれる事件が起きる。容疑者は将来を嘱望される若き哲学教授。学年末の授業を終えた後、姿を消した教授は密かに旅立ち、途中、所持品のほとんどを捨ててしまう。ポー川の岸辺に廃屋を見つけて住み始めると、やがて近隣に暮らす人々が集まりはじめ、キリストによく似た風貌の教授を囲み、ワインを飲み語らうようになる。
『明日へのチケット』などのイタリアの名匠、エルマンノ・オルミ監督による現代の寓話(ぐうわ)。世捨て人の哲学教授と、大河流域で暮らす素朴な人々との心の交流を繊細(せんさい)なタッチで描く。村人たちに“キリストさん”と慕われる主人公を演じるのは、イスラエル生まれのラズ・デガン。撮影を監督の息子であるファビオ・オルミ、製作総指揮を娘のエリザベッタ・オルミが務めている。牧歌的な風景の美しさと、清らかな心を持つ人々の笑顔が胸にしみる。教授がインドの女学生の手に触れながら「愛撫することに真実がある。あらゆる本のなかよりも」と呟くのが印象的だが、この映画は、画面いっぱいに広がる大気や植物のむせかえるような匂い、木漏れ陽の眩い美しさに、全身で反応することこそが大切なのではないか。夕闇迫る中、ポー川を船が通り過ぎていく。


おまけ
1月17日(日)   「そして、私たちは愛に帰る」

ainikaeru.jpg ハンブルクに住む大学教授のネジャットの老父アリはブレーメンで一人暮らしだったが、同郷の娼婦イェテルと暮らし始める。ところが、アリは誤ってイェテルを死なせてしまう。ネジャットはイェテルが故郷トルコに残してきた娘アイテンに会うためにイスタンブールに向かう。そのアイテンは反政府活動家として警察に追われ、出稼ぎでドイツへ渡った母を頼って偽造パスポートで出国し、ドイツ人学生ロッテと知りあう。
『愛より強く』でベルリン映画祭を制したファティ・アキン監督が、東洋と西洋が交錯する国トルコとドイツを舞台に、3組の親子の姿を描く感動作。様々な事情を抱えながら時にすれ違い、時に愛し合う親子の物語を巧みに描き、2007年のカンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受賞している。親子のやりとりを繊細に表現した俳優陣の演技に魅了される一作だ。登場する人物が亡くなる場面が続くが、人々のつながりを通して人芸関係が明らかになっていく。ちょっと変わってるが中々の秀作です。

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プロフィール

やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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