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荒野へ

6月1日(火)     「荒野へ」 (ジョン・クラカワー著)

intowildn

アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。

この本の最後に作者ノートが載っている。遺体が発見されて間もなく、<アウトサイド>誌の編集長から、謎めいた若者の死の周辺について記事を書くように依頼された。若者の名前は、クリストファー・ジョンソン・マッカンドレス。ワシントンDC郊外の高級住宅地で育ち、学業も優秀であり、スポーツマンとしてもエリートだったとも。締切りぎりぎりまでねばって九千語の記事を書き、1993年1月号に掲載された。その後、若者が餓死した顛末と、はっきりしないけれども、彼と私(著者)の人生にどことなく似ている点がわかった。そしてさらに1年、彼がアラスカのタイガで亡くなるまでの複雑な経緯をたどり直し、強迫観念にも似た好奇心に駆られて、彼の遍歴を細かく調べた。それらを巧くまとめ上げたのが本書です。
 レフ・トルストイの著作に心酔していて、禁欲的でモラルに厳格な生き方をまねるようになったという。実際、本の内容の一部に線が引かれていた。彼を、勇気ある高い理想をもった若者として賞賛する読者もいれば、向う見ずな愚か者、変り者、傲慢と愚行によって命を落としたナルシストとして非難する読者もいる。マッカンドレスの評価は読者に委ねられる。私なりの解釈を確かめたく、ショーン・ペン監督、主人公のクリス・マッカンドレスをエミール・ハーシュで映画化された作品も観たい。その思いは変わらないはずですが・・・。

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Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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