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アフリカの日々

8月22日(日)    アフリカの日々 (イサク・ディネセン著)

afurika.jpg

すみれ色の青空と澄みきった大気、遠くに揺らぐ花のようなキリンたち、作物を食べつくすイナゴの群れ、鉄のごときバッファロー。風と合体し、土地の色と匂いに同化したものだけが、ここでは生きのびられる。北欧の高貴な魂によって綴られる、大地と動物と人間との豊かな交歓。


「アフリカの日々」は記録ではない。紀行、体験記、ルポルタージュ、自叙伝などのジャンルは、どれもあてはまらない。1914年から18年間、著者はアフリカで農園を経営した。四十代の半ばを超えて、生きてきた基盤を」すべて失い、著者は失敗者、破産者としてデンマークに帰る。彼女の人間としての存在証明は、アフリカでの体験を自分の中で組み立てなおし、そこに意味を見つけることなしには果たされない。自分をおそった過酷な運命をつきはなして眺め、自分に対して笑うゆとりを手に入れる。こうして彼女はイサク(笑う人)・ディネセンとなった。(解説をいくつかをまとめた)

細部はみごとに省略される。この作品は、なにを書いたかとおなじくらい、なにを書かなかったかによって成り立っているといえる。登場人物もまた、この選別によって整理される。に尽きる。夫が登場するのは」ただ一か所だけ。史実が気になる人は調べてみるといいが、本の解説に詳しいがここでは触れません。また映画化された「愛と哀しみの果て」は、デニス・フィンチ=ハットンとの関係が強調されて描かれたもの。

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 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
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釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

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