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順調な読書

「サラの鍵」を読んでから1週間ほどして、新潟日報で「エンタメ ヤング・ノベルズ」に紹介記事があった。
”「14歳のアウシュビッツ」など少女の視点から見たナチス”(11・28)とあった。
マークしていた本を図書館で見つけ読んでみました。

1月3日(火)   「父さんの手紙はぜんぶおぼえた」 (タミ・シュム=トヴ著)

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 また、おうちで会おうね。戦争がおわったら、すぐに―ユダヤ人一家の末っ子リーネケは、家族とはなれ、遠い村の医者の家にあずけられた。心の支えは、ひそかに届く父さんからの、ユーモアあふれる絵入りの手紙。奇跡的に保管されていた手紙とともに、リーネケの記憶がよみがえる。つらい時代に手をさしのべてくれた、オランダの人々の思い出とともに。心にしみる10歳のユダヤ人少女の実話。

 1940年五月、オランダにナチス・ドイツが侵攻すると、オランダでもユダヤ人に対する禁止令がつぎつぎに公布された。主人公の少女の父親は高名な学者だったが、ユダヤ人であるため大学を解雇され、一家は隠れ家住まいを余儀なくされる。その少女リーネケが十歳のとき、別の村に隠れ住んでいた父親から、地下抵抗運動を通して届いた小型の中とじ本の体裁をした絵入りの手紙が、奇跡的に残っていた。
 リーネケを預かっていた村医ドクター・コーリーが土中深くに埋めて保管し、戦争が終ってからリーネケに返してくれたのでした。今は、イスラエルのロハメイ・ハゲタオット記念館に展示され(複製)ていて、自由に読むことができます。本書は、少女リーネケ(現在78歳)から作家シェム=トヴが、当時のことを訊いてまとめたものです。戦争中にもかかわらず、少女がものごとを素直に受けとめ、迷いながらも生き生きと暮らす様子が伝わってきます。父親も仕事上だけでなく人格の点でも信頼のあつい人だったと推察できます。(戦後、イスラエル賞=農業部門を授与されてる)似た感じの本『バーバラへの手紙』(レオ・メーター著 岩波書店)がある。いずれ読む機会があるかも・・・
戦時中のユダヤ人の死亡率は、オランダがドイツ、ポーランドについで70%と高かったという。オランダ政府がナチスの政策を黙認して協力したためと言われる。(『「アンネ・フランク」を超えて』D・L・ウルフ著 岩波書店)著者のタミ・シェム=トヴはイスラエル生まれ。本書は国立ホロコースト記念館のヤド・ヴァシェム賞(2007)、優れた児童書に与えられるゼヴ賞(2008)を受賞した。


1月4日(水)   「14歳のアウシュヴィッツ」 (アナ・ノヴァク著)

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 アウシュヴィッツに送られた少女アナは、日々収容所で目にする出来事を、ノートや紙の切れ端、トイレットペーパーなどにひたすら書きとめていく。奇跡的に持ち返られた貴重な資料。『アンネの日記』と対をなす、歴史的証言。
 ナチスの収容所から生還した人々の記録は決して少なくはない。プリモ・レーヴィ『アウシュヴィッツは終わらない』、ホルヘ・センプリン『ブーヘンヴァルトの日曜日』、アハロン・アッペルフェルド『バーデンハイム1939』、ケルテース・イムレ『運命ではなく』など。本書はナチスの死の収容所のなかで書き綴った貴重な生の記録。14歳の子どもの視点で書かれている。上述のノーベル賞作家ケルテースと似てるが、帰還してから記憶を頼りに出来事を再構成した回想録でもない。あの有名なアンネ・フランクと同年生まれの著者は、『アンネの日記』が終わる時点から書き起こし、いわばその後日談を残したと言える。


1月5日(木)   「黄金比はすべてを美しくするか」 (マリオ・リヴィオ著)

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 古来、四角形の形について、縦と横の辺の長さの比率が1:1.618…となるものが最も「美しい」とされ、特にこの四角形は「黄金四角形」、そしてこの1:1.618…という、無限小数を用いて表される比率は「黄金比」と呼ばれてきた。美術史の定説によれば、古典ギリシャの壮麗なパルテノン神殿をはじめ、古代からのさまざまな芸術作品にこれが取り入れられている、という。実はこの比率は、幾何学の基礎をつくったユークリッドにまでさかのぼる、数学者が古くから注目してきた「数」でもあった。時代が下るとともに、この黄金比が思いもかけないあちこちの数学分野で見つかるようになったばかりか、オウムガイの殻のできかたやひまわりの種の配列といった、自然の事物にまで隠れているのが知られるに及び、黄金比はその神秘をいやました。黄金比は音楽や文学作品、はては株価推移のグラフをも支配するとさえ言う者も現れた…しかし、これらの「黄金比伝説」はどこまで本当なのだろうか?著者は、黄金比が用いられていると言われてきた芸術作品を再検討し、黄金比伝説のどこまでが妥当であるかをさまざまな分野にわたり丹念に調べあげる。さらに、真の意味で黄金比に取り憑かれたというべき知られざる人物を紹介しながら、黄金比が持つ本当の魅力と面白さとを解き語っていく。あまたの芸術家と科学者をとりこにしてきた、神出鬼没な数についてあますところなく描く、決定版「黄金比」読本。国際ピタゴラス賞、ペアノ賞受賞。


 1月7日(土)   「縞模様のパジャマの少年」 (ジョン・ボイン著)

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 大都会ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは、遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検にでかけ、巨大なフェンス越しに、縞模様のパジャマを着た少年と出会う。ふたりの間には奇妙な友情が芽生えるが、やがて別れの日がやってきて…。



1月8日(日)    「三たびの海峡」 (帚木 蓬生著)


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 「一度目」は戦時下の強制連行だった。朝鮮から九州の炭鉱に送られた私は、口では言えぬ暴力と辱めを受け続けた。「二度目」は愛する日本女性との祖国への旅。地獄を後にした二人はささやかな幸福を噛みしめたのだが…。戦後半世紀を経た今、私は「三度目の海峡」を越えねばならなかった。"海峡"を渡り、強く成長する男の姿と、日韓史の深部を誠実に重ねて描く山本賞作家の本格長編。吉川英治文学新人賞受賞作品。



1月13日(金)    「息のブランコ」 (ヘルタ・ミュラー著)

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 2009年度ノーベル文学賞受賞者ヘルタ・ミュラーの最新の小説、待望の邦訳。2006年に逝去したルーマニア・ジーベンビュルゲン地方出身の詩人である友人へのオマージュ。
1945年、約8万人ものルーマニア系ドイツ人が、家畜運搬貨車でソ連の強制収容所に連れて行かれ、そこで5年間、ルーマニアがナチスに服従した罰として過酷な労働に駆り立てられた実話がもとになっている。主人公レオポルトが過ごした収容所(ラーゲリ)の索漠とした世界がミュラー独特の筆致で繰り広げられる。

 ヘルタ・ミュラーは53年ルーマニア生まれ。完全な戦後世代だ。しかし少女時代、大人たちが歴史的事実を語りたがらないことを不審に思い、真実を知りたいとの思いを募らせていく。盟友の詩人オスカー・パスティオールは収容所体験者で、詳細な証言を提供してくれた。オスカーが亡くなり、ミュラーは膨大な資料を断片のまま再構成し、小説に仕上げた。この小説には、戦争を経験していない人間が戦争を描くために不可欠な何かが示されている。
 背景はこうだ。第2次世界大戦末期の1944年8月、ルーマニアはソ連の反攻を前に降伏する。軍事独裁政権が倒れ、ドイツとの軍事同盟も破棄、連合国側につく。だが45年1月、生産拠点復興のために、ソ連はルーマニアに住むドイツ人8万人ほどを連行、」ウクライナの炭田などで強制労働に従事させる。5年間の抑留。1万人はかの地で死亡する。(後半の内容は、12/18新潟日報の書評 陣野俊史から引用)


1月15日(日)    「千日紅の恋人」 (帚木 蓬生著)

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 父が遺した古いアパート「扇荘」を管理する時子。初婚は死別、再婚は2年で破綻。今は、老人介護のパートのかたわら、母の代わりに、家賃の集金や住人のトラブル処理に気丈に応対する日々だったが…。「このままずっと独りなのかしら…」そんな時子の前に、“彼”は現れた。忘れていたときめき、ゆれる想い、幸せの予感、あふれる涙。38歳、老いた母を助けて暮らす女性を描いた、感涙の物語。




1月18日(水)    「空夜」 (帚木 蓬生著)

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 幼ななじみの慎一が診療所の医師として戻り、真紀の心は波うつ。夫に仕事に疲れていた病弱な彼女に、生きる歓びが甦る。絢爛たる桜、一面の菖蒲、燃え上がる櫨(はぜ)の並木……、見慣れたふるさとの風景も色づいて見えてくる。四季の移ろいの中に揺れ動く大人の純愛を描いた、柴田錬三郎賞受賞作家の名作ロマン。




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やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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