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5月の映画3本!

5月12日(土)        家族の庭

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 ケン・ローチと並びイギリスで高い水準の映画を作り続けている名匠マイク・リー。「人生は、時々晴れ」など今までの作品と同様、今回も脚本が無い段階で俳優たちを集め、即興によるリハーサルを重ねていくうちに脚本を作っていくというユニークな映画作り。そのため、映画に出てくるキャラクターは、実生活そのままではないかと思えるほどのリアリティがそこにはある。安定して変わる事が無い夫婦という受け皿があるからこそ、弱さや悩みを抱えた友人たちが安心してやってくるのだろう。
 何をやっても失敗してしまうメアリーのような人は、誰にも身近に一人はいるのではないだろうか。
大きな事件が起きるわけではないが、観終わった後、登場人物について様々な思いが巡ってしまうような作品だ。


5月12日(土)        バビロンの陽光

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 イラクでは積年の殺戮によって、過去40年間で行方不明者は150万人を超え、300もの集団墓地から数十万もの身元不明の遺体が見つかっているという。絶望的とも言える悲惨な状況の中で、怒りだけでなく「許す」という賢明で尊い人間性と、未来への希望をダイナミックかつ繊細なロードムービーとして描いたのは、ヨーロッパで映像を学びキャリアを積んだ、バクダット出身のモハメド・アルダラジー監督。
 愛する息子を捜す意志の塊のような顔が印象深い祖母役の女性も、古都バビロンの空中庭園に憧れる表情豊かな主人公役の少年も、現地で抜粋した一般の人。この絶妙な配役も功を奏し、ベルリン映画祭でアムネスティ賞と平和賞を受賞している。

5月16日(水)        灼熱の魂


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 レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの原作を「渦」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。民族や宗派間の抗争、社会と人間の不寛容がもたらす血塗られた歴史を背景に、その理不尽な暴力の渦中にのみ込まれていったヒロインの魂の旅を描く。出演は「パラダイス・ナウ」のルブナ・アザバル、「みなさん、さようなら」のレミー・ジラール。
 初老の中東系カナダ人女性ナワル・マルワンは、ずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を開くことがなかった。そんなどこか普通とは違う母親は、謎めいた遺言と二通の手紙を残してこの世を去った。その二通の手紙は、ジャンヌとシモンが存在すら知らされていなかった兄と父親に宛てられていた。遺言に導かれ、初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、母の数奇な人生と家族の宿命を探り当てていくのだった……。

         「抗争に浮かぶ人間の業」   (新潟日報 4月16日)




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やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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