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クレストブック3冊

1月15日(月)      「タイガーズ・ワイフ」   (テア・オブレヒト著)

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 紛争の繰り返される土地で苦闘する若き女医のもとに、祖父が亡くなったという知らせが届く。やはり医師だった祖父は、病を隠して家を離れ、辺境の小さな町で人生を終えたのだという。祖父は何を求めて旅をしていたのか?答えを探す彼女の前に現れた二つの物語―自分は死なないと嘯き、祖父に賭けを挑んだ“不死身の男”の話、そして爆撃された動物園から抜け出したトラと心を通わせ、“トラの嫁”と呼ばれたろうあの少女の話。事実とも幻想ともつかない二つの物語は、語られることのなかった祖父の人生を浮き彫りにしていく―。史上最年少でオレンジ賞を受賞した若きセルビア系女性作家による、驚異のデビュー長篇。全米図書賞最終候補作。
 
 このような物語世界が生まれた背景には、作者オブレヒト自身の経験と、彼女を魅了した文学の伝統がある。一九八五年に旧ユーゴスラビアのベオグラードに生まれたオブレヒトは、七歳のとき、悪化しつつある紛争から家族とともに逃れ、キプロス、エジプトを経てアメリカ合衆国に移り住んだ。自分の人生を一変させたあの紛争とは何だったのか、という問いを追いかけるうちに、彼女はさまざまな戦争や紛争にも通じるような「人間の物語」を見出すことになった。それを描いていくにあたっては、ミハイル・ブルガーコフやG・ガルシア=マルケスといったマジックリアリズムの達人たちから受け継いだ幻想的な語り口が絶妙の効果を生み、ついには『タイガーズ・ワイフ』という小説として結実した。(訳者あとがきから)

 不思議な世界に導かれた作品でした。作家のインタビューなどはこちら
   


1月21日(月)      「ロスト・シティ・レディオ」   (ダニエル・アラルコン著)

   Lostcity.jpg

 舞台は内戦状態にある架空の国の首都。行方不明者を探すラジオ番組「ロスト・シティ・レディオ」の女性パーソナリティーのもとを、ある日ひとりの少年が訪ねてくる。ジャングルの村の人々が少年に託した行方不明者リストには、彼女の夫の名前もあった。次第に明らかになる夫の過去、そして暴力に支配された国の姿―。巧みなサスペンスと鮮烈な語り。英語圏、スペイン語圏の双方で高い評価を獲得してきたペルー系アメリカ人作家による初長篇。PEN/USA賞、ドイツ・国際文学賞、受賞作。



1月26日(土)      「リリアン」   (エイミー・ブルーム著)

   Lilian.jpg

 1924年、美しい娘リリアンが、ロシアからアメリカへやってくる。ポグロム(ユダヤ人迫害)で両親と夫を惨殺され、一人娘も失って、単身、新天地へと渡ったのだ。ニューヨークの従姉の部屋に転がり込んだリリアンは、お針子として自活するが、ほどなく劇場主父子双方の愛人となり、新世界の階段を駆けのぼってゆく。父ほどの年配の男たちとのあいだに育まれる愛情と友情。だがそこへ、死んだはずの娘が生きているという話がもたらされるや、彼女はすべてをなげうってシベリアをめざす。伝説の電信線に沿って、荒野を北へと向かうのだ―。幾人もの人生の物語がぎっしりと詰まった、息をもつかせぬ濃密なストーリー。読者をかたときも放さない真にドラマティックな傑作長篇。




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やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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