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佐川光晴の本

3月10日(日)        「縮んだ愛」

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 障害児学級のベテラン教員を襲った、ある<事件>。
告白体で語られるその顛末と、物語にひそむミステリー。
各紙誌で注目、期待の新鋭による芥川賞候補作!

 『縮んだ愛』の語り手は公立小学校で長年、障害児学級を担当してきた教師で、文体もそうした語り手にふさわしいものに工夫されている。丹精でもっともらしく、きまじめ、正しいことしか言わない。(……)教員、しかも障害児教育という「最も正しい」仕事に携わる人たちにとっての最大の罠が、この作品では緻密に構成された、「偽善」の文体で表現されている。(……)ここではそれに見事に成功していると思った。――津島佑子氏・朝日新聞文芸時評(2002年2月 27日)


3月12日(火)        「ジャムの空壜」

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 職を失った男は司法試験を目指して勉強中。妻は小学校の教師。結婚後四年、不妊症であることが判明した二人は、人工授精に挑戦する…。自らの体験をモチーフにして綴った、芥川賞候補作。



3月17日(日)        「永遠の誓い」

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 平穏なるときも、苦しきときも、永遠に変わらぬ愛を、誓います。
中学校教員の夫と保育士の妻が営む幸福な結婚生活に、初めて訪れた試練が照らしだすものは
基本的に善人である市井の凡人を、平凡な位相で捉えて単線構造で語り、なおかつ飽きさせないというのは、作者の膂力が意外に大きいことを示している。佐川光晴の「平凡」は平凡ではないのだ。


 学校や家庭など毎日同じ人同士が顔を合わせて生活せざるを得ない場所で、加害・被害関係が特定しがたい暴力が起こったとき、そこで生活する人々にどのような波紋が及ぶのか、出だしから中後半まで、圧倒的な密度の時間描写で提起された問題の棘が、読後、足元から脳髄に突き刺さってくる。
酒井信氏(文學界2005年4月号)


   3月2*日(*)        「ぼくたちは大人になる」

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 達大は医学部進学を目指し、受験勉強にいそしむ高校三年生。彼は同級生の喫煙を学校に告発するが後悔し、死ぬことを覚悟で証拠となるタバコを飲み込んだ。この事件は達大の人生に大きな意味をもたらすことになる。恋人や身寄りのない老人との交流を通じて、達大は「本当の大人」とは何なのか考え、将来への一歩を踏み出してゆく。



 

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Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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