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GW期間の読書2冊

5月1日(水)     「ハピネス」   (桐野 夏生著)

 Hapiness.jpg

 三十三歳の岩見有紗は、東京の湾岸地区にそびえ立つタワーマンションに、三歳二カ月の娘と暮らしている。結婚前からの憧れのタワマンだ。おしゃれなママたちのグループにも入った。そのリーダー的な存在は、才色兼備の元キャビンアテンダントで、夫は一流出版社に勤めるいぶママ。他に、同じく一流会社に勤める夫を持つ真恋ママ、芽玖ママ。その三人とも分譲の部屋。しかし有紗は賃貸。そしてもう一人、駅前の普通のマンションに住む美雨ママ。彼女は垢抜けない格好をしているが、顔やスタイルがいいのでいぶママに気に入られたようだ。
ある日の集まりの後、有紗は美雨ママに飲みに行こうと誘われる。有紗はほかのママたちのことが気になるが、美雨ママは、あっちはあっちで遊んでいる、自分たちはただの公園要員だと言われる。有紗は、みんなには夫は海外勤務と話しているが、隠していることがいくつもあった。そして、美雨ママは、有紗がのけぞるような衝撃の告白をするのだった……。「VERY」大好評連載に、新たな衝撃の結末を大幅加筆!

「有紗が抱える「秘密」もまた読ませる。ママ友とのつき合い同様に、流されるまま、現実と向き合おうとしてこなかった有紗が、少しずつ変わっていく様がいい。読み応えたっぷりの一冊だ」
  「リアルに描き出す「呪縛」」(吉田伸子・書評家) 新聞書評より
   

5月5日(日)    「山あり 愛あり」   (佐川 光晴著)

 YamaAi.jpg

 周三は大手都市銀行で不良債権処理に追われる日々を送った。20年勤務した後に早期自主退職した周三は、長らく封印してきた登山を再開するつもりだった。だが母子家庭支援のNPOバンク設立に関わってほしいと依頼される。周三も父親の顔を知らずに育った身だが、母親とは憎しみの果てに義絶していた。その母親が、いま死に瀕しているという…。元銀行マンが選んだ、新たな道。山に向かって姿勢を正す―。愛する山に恥じぬよう、一度きりの人生を歩んでゆく。共感と静かな感動を呼ぶ傑作長編。

「仕事に追われ、毎日を送っているうちに人生はあっという間に過ぎていく。老いの兆しを感じ始めたころ、ふと立ち止まり、自分の来し方を振り返る。このままここで生きていくのか、別の人生を歩くのか。誰もが一度は考えることかもしれない。……」
  「迷って見つける次の人生」(いずみ凛・脚本家) 新聞書評より

 NPOバンクの名前が『鳩の翼』に驚いた。ヘンリー・ジェイムズの作品を思い出したりした。(全く関係がない!)。山好きな私にとって、「山に向かって姿勢を正す」は頷ける。

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プロフィール

やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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