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胸が熱くなる作品

11月13日(木)    われらが歌う時   リチャード・パワーズ著(新潮社)

 10月12日の朝日新聞で紹介されていた、瀬名秀明(作家)の冒頭と最後を載せてみる。”今”そして”時”という漢字の重みをこれほど感じたのは初めてだ。この物語はわれらがこれから体験し、そしてこれまで体験してきた”今”への認識を変えてしまう。
「過去に戻るためには、あなたは一度そこにいたことがなければならない」。よって読了後、多数の今を積み重ねたわれらは作家パワーズと共に時を生きる。科学と文学と世界の物語はここまで到達した。

 気になっていたこの本が図書館にあることが分かってさっそく借りてきた。1000頁を超える小説でしたが、内容に圧倒されつつ読み進んでいった。訳者あとがきにもあるように、<経験不可能で想像不可能だったはずの二十世紀アメリカの人種問題を生きてしまった>

 亡命ユダヤ人物理学者の父、黒人で歌手を志す母。天才的な歌声を持つ長男、兄の音楽を支え続ける弟、音楽を捨て黒人過激派運動に関心をむける妹。『われらが歌う時』は、音楽を縦糸に、人種問題を横糸につむがれる、あるアメリカの家族の長大なサーガである。

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 パワーズは人工知能、小児医療、多国籍企業、クラシック音楽、人種問題、神経科学など、作品ごとに膨大なリサーチを行って新しいテーマに挑戦する貪欲な知的好奇心の持ち主だそうです。最新作の「エコー・メイカー」は、全米図書館賞を受賞しています。「舞踏会へ向かう三人の農夫」(柴田元幸訳 みすず書房)を次に読もうと思ってます。

この記事へのコメント

順調な読書 - やまさん - 2008年11月19日 15:15:50

 「ブーリン家の姉妹」から「メアリー・スチュアート」(A・デュマ)の読書、次は映画「エリザベス」をもう一度観たくなりました。
  パワーズの「舞踏会へ向かう三人の農夫」を読み始めました。
 「われらが歌う時」は是非読んでみてください。音楽の歴史も知ることもできるかも・・・

 ガルシア・マルケスの「コレラの時代の愛」も読みたいと思いマークしてました。近くの図書館にないので後回しになってました。図書館の相互貸出を利用して読みます。

読み応えありそうですね! - 瞳 - 2008年11月17日 17:30:51

やまさん、こんにちは。
アウトドアも映画も、本も、とっても順調ですね!
↓の滝の写真もとても綺麗でした。紅葉と滝!大勢の人が見に来ていたんですね。
新緑の季節だとまた感じが違うでしょうね~。

われらが歌う時、長編ですね~!!読み応えありそうです。
パワーズの作品、まだ読んだことがないのですが、やまさんの感想を聞いて興味津々です。
これだけの内容を書こうとすると、膨大なリサーチが必要でしょうね。
「舞踏会へ向かう三人の農夫」このタイトルがとても気になります。
そうそう、やまさん、「コレラの時代の愛」って読まれていますか?
これから読もうと思っているのですが・・・。

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Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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