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表紙の写真/絵から

11月26日(火)  「舞踏会へ向かう三人の農夫」 (リチャード・パワーズ著 みすず書房)

 <三人の男がぬかるんだ畦道に立って、こっちを振り向いている> この写真は、ドイツの写真家アウグスト・ザンダーが1914年に撮ったもの。この三人はどこへ行くのか? それぞれどんな性格で、どんな暮らしをしているのか? 名前は? この写真を撮られたあとどうなったのか? そして彼らは何を見ているのか? ・・・
 これらの問いについて考えるために、リチャード・パワーズは、もし彼らが五月一日、春の祭典に開かれる舞踏会へ行くところだったら、と想像してみた。同じ年のサラエボで起きた暗殺事件が引き金となって世界大戦という死の舞踏が始まる。
 
 三人の農夫の物語に、ヘンリー・フォード、サラ・ベルナール、ニジンスキー等々、様々な人物が交錯し、二十世紀全体が垣間見られる不思議な本。パワーズの処女作で気になっていました。何とか読み切ったのですが、疲れました。第25章<見ること>や第27章<舞踏会に着く>で、いろいろなことが結びつき納得したりしました。

     noufu3.png 

 「橋の欄干に寄りかかり、何かを思いつめたように入江を眺めている貴婦人。その傍らで斜にかまえ、女性を見つめている紳士。女性は背を向けていて、その表情はうかがい知ることはできない。紳士の横顔も、迫りくる夕闇のせいか、判然とはしない。景色のなかに溶けこんでしまうかのようなふたり。」 この絵はフランスの印象派の画家フィリップ・ウィルソン・スティア(1860~1942)の<>(=映画の原題)という作品です。私自身がスキャナーで取り込んだ画像です。

                  bridge.gif      bridgem.jpg

 スティアはその情景に何を見、何を感じたのか。そしてキャンバスにどんな想いを込めようとしたのか。マギー・ヘミングウェイはそこにモチーフを得て、彼女なりの解釈によって、スティアにまつわるひとつの物語を創りだした。( 「橋の上の貴婦人」 文芸春秋) ’91にイギリスで同名タイトルで映画化されました。表紙の絵に誘われて読んだのでした。そして、数ヶ月後にレンタル店でビデオを見つけて観たのでした。

 「1887年の夏、イザベルと3人の幼い娘たちは、小さい海沿いの村へと避暑に訪れた。そこへ、年に一度のスケッチ旅行のため、画家のフィリップがやって来る。末娘のエマはフリップに一目惚れするが、彼はイザベルのとりこになっていた。そしてイザベルも、彼に引き込まれていく。美しく、伝統的価値観を持つ女と、その強い夫、そして若く情熱的な芸術家の3人の軋轢を描くラブ・ストーリー」(ぴあ シネマクラブから)
 
 

この記事へのコメント

本と映画のこと - やまさん - 2008年12月02日 21:21:18

 「1887年の夏、イザベルと3人の幼い娘たちは、小さい海沿いの村へと避暑に訪れた。そこへ、年に一度のスケッチ旅行のため、画家のフィリップがやって来る。末娘のエマはフリップに一目惚れするが、彼はイザベルのとりこになっていた。そしてイザベルも、彼に引き込まれていく。」(ぴあ シネマクラブから)
 絵から想像できますか?
そして、「美しく、伝統的価値観を持つ女と、その強い夫、そして若く情熱的な芸術家の3人の軋轢を描くラブ・ストーリー」とあった。
 細部は覚えてませんが、原作本も長くもなく読み進めたし、映画もそんなに脚色もしてなかったと記憶してるのですが・・・

 今回はじめてチラシの画像を見ることができました。イザベル役はサスキア・リーブスはイギリス風!

リチャード・パワーズ - カポ - 2008年12月01日 11:28:36

やまさん、こんにちは。
桜の写真を拝見にお邪魔しました。
シキザクラ・・という名の桜を 初めて知りました。
開花時期が長いのはうれしいですね。
うちのブログにも書きましたが 近所の中学校の校庭にある桜が ほんの3枝ほど咲いています。
こちら多分狂い咲き?かな??

やまさんが教えてくださった「われらが歌う時」が気になっています。
こちらの「舞踏会へ向かう三人の農夫」も興味深いですね、頭使いそうですけど・・汗
パワーズという作家は ちょっと異色のスタンスで作品を描く方なんでしょうか??
「橋の上の貴婦人」のキャプチャされた絵画がいいですね。
本や映画の内容は如何でしたか?

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Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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