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映画の原作本

 4月22日(水)  「アルトォーロの島」   エルサ・モランテ著

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 1960年代に邦訳が出た時、『アルトォーロの島』はこういうタイトルではなかった。その頃に公開された映画の方に合わせて『禁じられた恋の島』となっていた。これでも間違いではない。主人公のアルトォーロにとってヌンツィアータはたった二歳の年の差とはいえ継母であり、恋してはいけない相手である。だから、映画ならばこのタイトルでもいいだろう。
 しかし小説の方はやはりどうしても原題のとおり『アルトォーロの島』でなければならない。ここで「禁じられた恋」は物語の要素の一つであって、決してすべてではないからだ。
これはまずもって「アルトォーロ」と「島」の物語である。(池澤夏樹)

 映画は観てないのですが、カルロ・ルスティケリの音楽は有名で昔の映画音楽のCD(レコード)で聞くことができた。画像は少し捜して見たのですが、ビデオもないみたいで残念です。

 「ナポリ湾の小島で、自然を友とし野生児のように暮らす少年アルトォーロ。不在がちな父の帰りを待ちわびる彼だったが、ある日突然、父が新妻を連れて島に戻ってくる。最愛の父に寄り添う彼女に少年は激しい反感を覚え、幸福な日々は軋み出す・・・」

 アルトゥーロ自身が回想物語は、少年の日の情景と島の美しい風景です。島での古風な暮らしは現実離れして、神話のような楽園喪失の物語。父と息子、父と祖母、会ったことのない母、継母との関係にゆれる少年の心象が濃密に描かれたステレーガ章に輝いた傑作を新訳で読む。

   5月1日(金)  「イラクサ」  アリス・マンロー著

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 旅仕事の父に伴われてやってきた少年と、ある町の少女との特別な絆。30年後に再会した二人が背負う、人生の苦さと思い出の甘やかさ(「イラクサ」)。孤独な未婚の家政婦が少女たちの偽のラブレターにひっかかるが、それが思わぬ顛末となる「恋占い」。そのほか、足かせとなる出自と縁を切ろうともがく少女、たった一度の息をのむような不倫の体験を宝のように抱えて生きる女性など、さまざまな人生を、長い年月を見通す卓抜したまなざしで捉えた九つの物語。長篇小説のようなずっしりした読後感を残す大人のための短篇集。

 アリス・マンローは、人気・実力ともに、カナダを代表する作家の一人である。数年おきに発表される短編集は、カナダ本国のみならずアメリカやイギリスでも毎回ベストセラーリストの上位にとどまり、さまざまな章を受賞している。この短編集から2つの作品が映画化されたので読んでみることにした。アリス・マンローのおいたちを読むと、厳しい生活を送ってきた頭のいい田舎娘と洗練された裕福な都会の青年との結婚というモチーフが散見される。(あとがきより)

 「クマが山を越えてきた」 :不実な夫の身勝手な独りよがりがあからさまに描かれている。妻を純粋に愛しているこの夫が、思いがけないしっぺ返しを食らうという皮肉な物語。カナダの個性派女優サラ・ポーリーの初の長編監督作品として映画化。製作総指揮はアトム・エゴヤンで、ジュリークリスティー、オリンピア・デュカキス、マイケル・マーフィーが出演。
 
 「恋占い」 :少女のいたずらが平凡な家政婦の人生に思わぬ転機をもたらす、本書の中ではやや軽い、ちょっとコミカルな作品。ワーナー・ブラザーズにより、ジュリアン・ムーア制作・主演で映画化。

 

 

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やまさん

Author:やまさん
 趣味はいろいろあるのですが、時間とお金の使い方が巧くいかない。
(時間があるときに限って、お金がなかったり)
映画鑑賞、読書(映画の原作を先に読むことも多い)
登山(ハードな山登りもこなすために日頃のトレーニングで汗をかく)
釣り(防波堤や浜での海釣り)
コンピュータのソフトを使い、書籍や雑誌、切り抜きの整理・・

 気軽に何でも書き込みして下さい(場所も気にしないでいいです)。

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